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ロマンシングサガ2
帝国の皇帝として、領土を広げるために立ちはだかる七英雄を倒していき、 最終的にはその七英雄を倒すことが目的となってしまうゲーム。 自分の解釈を言うならば「復讐者が更なる復讐と怨念を呼び込んだ戦い」
内容に関してはウィキペディアに割と細かくあります。 敵役としての七英雄の分析は悪役研究「悪の華」様の悪役名簿にある七英雄が非常にわかりやすいと思います。
自分たちを見捨てた古代人に対して復讐するべくモンスターと同化しながら力を得ていく長命なる古代人・・・七英雄。 それに対するはプレイヤーが初めに操作する皇帝レオン。 七英雄の一人クジンシーに自分の息子を殺されてしまい、その仇討ちに挑むも逆にやられてしまいます。 そこに都合よく現れた古代人の魔術師オアイーブから得た「伝承法」により、 息子に自身の力を継承させることでその仇と世界平和という名の名目が生まれます。
ここから皇帝の怨念が始まります。
代々帝国の皇帝に舞い降りる、力と経験と記憶。 皇帝といっても血縁的な世襲ではなく、帝国内の人間ならば誰もが降りかかるであろう可能性があります。 死が積み重なっていく上で洗練される呪法。 継承者はその力と経験と記憶を持って七英雄に対するべく奔走するか、 ルドン高原で死体の山を築いて、次の皇帝にその座を渡すしかないのです。 つまり皇帝になった者に待っているのは戦うか死ぬか。 この二つだけとなってしまいます。
もちろん伝承法にも限界があり、最初に名前を設定した最終皇帝で七英雄との雌雄を決さなくてはいけません。
システム的な問題として、この最終皇帝に到達するまでの年代が戦闘回数によって変わります。 最大3000年近く戦い続けることが可能です。 3000年続く可能性がある皇帝の怨念という名を隠した伝承法・・・ ここで思ったのが、システムを逆説に考えると、戦えば戦うほど伝承法の期限は延びているというシステムとしての事実。
つまり
モンスターたちの血を吸って伝承法は長続きする。
退却による戦闘回数の加算でも可能ですが、この場合は別の仮説が生まれます。
モンスターに遭遇することで生まれる恐怖心によって伝承法は持続される。
どちらだとしても恐ろしい話です。怨念です。 ですが、唯一その伝承法を破った皇帝もいます。
それは男という名の本能・・・性欲です。 美しい人魚に魅入られて海底で住むことを心に決めて、退位した皇帝。 先代の皇帝たちの執着の一切を自身の性欲だけで断ち切った男。
そんなこんなで一つの意思の元、いろんな皇帝を輩出した帝国。
七英雄との戦いが終わった後は・・・
帝国から共和国へ移行しました。 統一と平和が叶ったからでしょう。 古い時代が終わり、新しい時代の始まりです。
ふと誰もいなくなった酒場で一人酒を飲む男。 それはかつての帝国最後の皇帝。
思い浮かぶは、かつて幾重もの年代を共に戦った仲間たちや皇帝達。 仇も討ち、統一も叶ったので先代の皇帝たちの怨念は解かれていくようです。 伝承法も終わり全ては最終皇帝の想いの中・・・
いいエンディングですね。 今見てもきれいに収まってる感じがします。 だけどこの時代は良くも悪くもやってる人間の感性と想像力で補った上での面白さがあったと思います。 ですから、いまこのエンディング見ても「味気ないな、おい」と思ってしまう自分が悲しいです。 それでも、
あの頃は良かった・・・
そう思わせてくれるゲームでした。 さすがにもう面倒くさいので二度とやりそうにないですけどね。
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