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ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜
PS2のペルソナ3を基盤にして作られた作品。 テーマはたくさんあったと思いますが、全体的に「絆」をひしひしと感じる作品でした。
万人受けするかは際どいです。 一応ゲームが元の「能力もの」ですからね ですが、自分の場合はペルソナ自体シリーズ通して全部やっている。 文字通り「子供の頃からわかってる」設定ですので、問題なく、すんなり見始められました。
そもそもの視聴理由はシリーズ知ってるとかじゃなくて、 FLOWの新曲がニコニコかなんかで出ていて、 聞いたらいい感じだった→調べてみよう→「なんのアニメだ」→「おっ、ペルソナやん」ってだけなんですけどね。
全体的に暗く悲しい話です。
合間に温かい話もありますが、それすらも今となってはかつてあった悲劇。 そして、これから起こる悲劇の助役になっています。 後半からきつくなります。
本来あるべきはずだった家族の風景。
それを壊す原因となったぺルソナ。
以来ずっと主人公の兄が被っていた長男という仮面(ペルソナ)
今までの謎が解けていく過程で、どれだけ主人公の兄が家族を守る為に一人で全てを背負い込んでいたのには脱帽の一言です。 中盤から主人公と兄は別の立場に置かれますが、それでも終始消えない兄弟への想い。優しさ。罪悪感。
全体として
伏線が大変多いです。 「ああ、これは二周目見れる作品だな」と思いました。 はまる人ははまると思います。 「面白い」というより、自分は「楽しめた」作品です。 それに比例して初見だとすんごい地味だし、非常に話が把握しにくいんですよ。 「わけわからんわ」「なにこれつまんねーよ」くらい言われてもしょうがない。
そしてその状況をよりわかりにくくしているペルソナ3の仲間の一人にしてタルンダの使い手・真田。 こいつは相変わらず、ただでさえ小難しい状況を更に小難しく説明するため、 わざわざペルソナ3原案じゃなくてもよかったんじゃないか?とも思えます。 明らかにこいつは状況を整理してくれる以上に足を引っ張っています。 最終話でも「奥の手がある」といいきや、大爆発起こして状況を更に悪くします。 死亡者が出るたびに多分裏で「あいつは納得して死んでいったんだ」っていってるんですよ(3ネタ)
閑話ですが自分のペルソナ3自体に対する評価はすごく低かったです。 一年間をだらだらすごすシステムが面倒なのと、話も以前ほど軽くなってしまったからです。 (シリーズ恒例の主人公の自己犠牲も突発過ぎてどうかと思っていました) ですが今回のアニメ化は忘れていた3の節々の設定。 死んでいた設定を見事に生かしたかな・・・と自分は思います。
なにより自分最終話泣いてしまったんですよ。 というか後半のほうは泣きながら見てました。
全ての災厄の根源たるペルソナの存在自体を消しさろうとする兄。
そして最後に立ちふさがった際の手加減・素通り・反転・主人公への援護。 この行為は自分が今までしてきた事を全てに無に帰するとしても、 弟が弟を守ろうとする姿を見ていて結局それを助けてしまいます。
10年前からこの作品の中盤までの孤独な戦いを経た上で、 大切な人も自分のせいで失ってしまい絶望のどん底の果てに倒れていた兄。 文字通り屍に鞭を打っての最後の奮闘。倒れる兄ではなく、既に倒れていた兄。
家族もの弱いんですよ。だめなんですよ。 幸せであってほしい人が。 自分を心配してくれて幸せを願ってくれていた人が。 いなくなってしまうことは、とてもとても寂しいんですよ。 こんなの見せられた日には涙が止まらないです。
そっと、胸にしまっておきたい作品でした。
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