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ドラゴンクエストX 天空の花嫁

 

自分はスーパーファミコンで育った世代の人間です。

 

PS2版は学生の時友達から借りてやりましたが、

どうにもゲマがでしゃばりすぎるのと、アクションが大げさすぎてあまり好きではありません。

だからドラクエXといったら素朴なスーパーファミコン版です。

 

もし、画面のように過去に戻って、過去の自分に何か言えるとしたら、自分だっら何を言うでしょうか。

以前なら他人事であり、ゲームのことでしたが、この画面の頃は主人公の父親が殺される少し前の時期です。

 

自分も2007年の5月に医者から、父の余命がもう一ヶ月ないと告知された時。

自分はただ泣いているだけで何もできませんでした。

あのときに戻りたいとは思えません。

ですが、それでも・・・それでもあの時に戻れるなら、あの時の自分に伝えておきたいことはあります。

 

実際にゲーム中「はい」「いいえ」しか話さない主人公も、

どうやら過去で会える生きていた頃の父パパスには、死の原因たるラインハットにいかないよう説得をしてる節が見受けられます。

 

例えばの話ですが、ここで主人公の父親が行かないと、

 

「隣国ラインハットの王子ヘンリーはただ一人、人攫いに奴隷送りされてしまう」というパラレルが発生する恐れがあります。

 

ヘンリーは後に長い奴隷時代をともに歩み、主人公の長年の友人となる人物です

仮にパラレルが発生したとして、主人公抜きの奴隷生活に対して、

ヘンリーはそのまま奴隷生活を甘受していたのではないかと思われる発言も作中で見受けられます。

その結果、ラインハットは偽太后の支配が継続され、より暗黒な時代を迎えていたのではないでしょうか。

 

起こりうる可能性。

パラレルについて考えているのかはわかりませんが、

それでも主人公は過去に戻ったとき、父にラインハットにはいくな。と説得しています。

それは何故でしょうか?

 

やはり、なにより父の無念を思うのでしょう。

あの時、自分のために武器を捨て嬲り殺された父を救いたい。申し訳ない。

どうしても・・・いくら時間が経っても、拭いきれない負い目があるのでしょう。

 

最終的にはゲームを進行させていくと、父の目的であり、

自分にとってもその意思を受け継いだ目的である「母との再会」を果たします。

 

ですが、再会を果たした矢先に母は自分の後ろにいる家族達を見て、自分達の未来を開くために命を投げ出します。

結果は失敗。大魔王の逆鱗に触れその場で殺されます。

(PS2版だと、父を殺したゲマが現れ母を殺し、主人公との最終決戦になります。)

 

ふと母の亡骸を前にして、空を見ると父の霊が、亡くなった母を迎えに来ます。

 

「いつでも おまえたちを 見守っている」

 

亡き父と母の想い。今自分の周りにいる家族を守るため。世界を救うため。

主人公は前へと進みます。

 

所詮ゲームです。

昔のゲームであり、表現は薄く、実際の人の「別れ」とは桁が違います。

ですが、それでも自分も父を亡くして一年経とうという今。

このゲームをやっていて、自分が見たものは主人公の「後悔」と「無念」。

そして亡くなった人の思いを継ぎ、人は明日へと踏み出さなくてはいけない。ということです。

 

 

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